毎週金曜の夜、楽しみにしているドラマがあります。
TBS系金曜ドラマ
『Tシャツが乾くまで』
蒼井優さん演じる咲子を中心に、ある事故をきっかけに二組の夫婦の「愛」と「秘密」が少しずつ見えてくる物語。
派手な展開で引っ張るというより、何気ない会話や表情の中に「あれ?」と思わせるものが散りばめられていて、気がつけばどんどん引き込まれています。
そしてドラマを見ながら、もうひとつ気になっているのが**「長野」**。
長野が物語に関わってくるたびに、以前旅したときに食べたお蕎麦を思い出してしまうんです。
ということで今回は少し趣向を変えて、
『Tシャツが乾くまで』の感想と、実際に長野で食べた信州そば。
ドラマと旅の記憶を一緒に綴ってみたいと思います。
金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』にハマっています
2026年7月にスタートした『Tシャツが乾くまで』。
主人公・瀬尾咲子を演じるのは蒼井優さん。
夫の充を松山ケンイチさん、もう一組の夫婦・園田樹生とあずさを中島歩さんと夏帆さんが演じています。
脚本は『silent』『いちばんすきな花』『海のはじまり』などを手掛けた生方美久さん。
二組の夫婦がある事故に巻き込まれたことから、それまで当たり前だと思っていた日常が崩れ始めます。
そして浮かび上がってくるのが、愛する人の「第3金曜日の秘密」。
最初は事故に遭った二組の夫婦の話なのかなと思って見始めたのですが、回を重ねるごとに、
「え?どういうこと?」
「この人、本当は何を考えてるの?」
と、どんどん分からなくなっていく。
でも、それがおもしろい。
登場人物の誰か一人を単純に「悪い人」と決めつけられないところも、このドラマの好きなところです。
大人になればなるほど、人の気持ちってそんなに単純じゃない。
そんなことまで考えながら毎週見ています。
物語の中で気になった「長野」
ドラマの中でたびたび登場する長野。
物語が進むにつれ、咲子たちは充とあずさの足跡を追うことになります。
ドラマを見ている私としては、もちろん二人の行方が気になる。
でも旅好きとしては、
「長野かぁ。また行きたいな」
と別のスイッチまで入ってしまいました。
長野と聞いて思い浮かべるものはいろいろありますが、私の場合はやっぱり……
信州そば。
ドラマの中でも第五回目にお蕎麦を食べるシーンがあって、「これ、どこ?」と気になって気になって(笑)
今年の5月に長野を旅したときも、昨年も、その前も…お蕎麦を何度もいただきました。
ここからはドラマからちょっと寄り道。
私が実際に長野で味わったお蕎麦をご紹介します。
長野へ行ったらやっぱり食べたい「信州そば」
長野を旅する楽しみのひとつが、お蕎麦。
シンプルな料理だからこそ、蕎麦そのものの香りや食感、つゆとの相性がお店によって違うのもおもしろいところです。
豪華なご当地グルメもいいけれど、旅先で静かにお蕎麦を手繰る時間。
こういう食事がだんだん好きになってきました。
そば処 浅田で味わう、端正なざる蕎麦
まず初めにご紹介するのは、今年5月に訪れた「そば処 浅田」

やわらかな色合いの暖簾をくぐって店内へ。
目の前に運ばれてきたのは、余計なものを添えないシンプルなざる蕎麦です。

細めに打たれた蕎麦が美しく盛られていて、見るからに端正。
まずは蕎麦そのものを味わい、次につゆへ。
つゆにつけすぎず、先の方だけを少しくぐらせていただきます。

ズズッとすすったときの心地よい喉越し。
華やかな料理ではないけれど、
「長野に来たなぁ」
と感じさせてくれる一枚でした。
蕎麦を食べ終えたあとは、朱色の印象的な器で運ばれてきた蕎麦湯を。
残ったつゆに少しずつ注ぎながら、最後までゆっくり楽しみました。

お蕎麦を食べる時間そのものを味わう——大人の長野旅には、こんなひとときがよく似合います。
そば処 浅田【店舗情報】
住所:長野県松本市深志3-10-11
アクセス:JR松本駅から徒歩約10分
営業時間:11:30〜15:30 ※売り切れ次第終了
定休日:日曜・月曜
電話:0263-33-0826
駒ヶ根の山里で味わう蕎麦|山里乃蕎麦 丸富
もう一軒、印象に残っているお蕎麦があります。
木造の建物に、緑に囲まれた静かな佇まい。


入口に立っただけで、街中のお店とは違う空気を感じます。
こちらでもいただいたのはシンプルなお蕎麦。


丸いせいろに盛られた粗挽きの二八蕎麦も、四角いせいろに広げられた十割蕎麦も、見るからに瑞々しい。
箸で持ち上げてみると一本一本が細く、艶やか。

つゆに少しだけくぐらせていただくと、つるりとした喉越しと蕎麦の風味が広がります。
こういうお蕎麦を食べると、
薬味もつゆも必要以上にいらないのかもしれない。実際につゆがごく僅かしか入っていなくてびっくりしたことを思いだします。
蕎麦そのものがおいしい。
それが信州でお蕎麦を食べる一番の贅沢なのかもしれません。
山里乃蕎麦 丸富【店舗情報】
住所:長野県駒ヶ根市赤穂中割23-180
営業時間:平日11:30〜15:00、土日11:30〜14:30
電話:0265-83-3809
軽井沢で楽しむ天ざる|信州そば処やまへい
もう一軒訪れていたのが、信州そば処 やまへい。

こちらでいただいたのは、見るからにボリュームたっぷりの天ざるそばです。

せいろいっぱいに盛られたお蕎麦に、揚げたての天ぷら。
海老をはじめ、いろいろな天ぷらが添えられていて、シンプルなざる蕎麦とはまた違った楽しさがあります。
まずはお蕎麦をそのまま。
つゆにくぐらせて、信州そばらしい喉越しを楽しんだら、今度はサクッと揚がった天ぷらを。
お蕎麦だけをじっくり味わうのもいいけれど、天ぷらと一緒にいただくお蕎麦もやっぱり好き。
旅先では、ついついこんなちょっと贅沢な一枚を選びたくなります。
同じ「信州そば」でも、お店によって蕎麦の太さや盛り方、合わせる料理もさまざま。
何軒か食べ歩いてみると、その違いを楽しめるのも長野旅のおもしろさだと感じました。
信州そば処やまへい【店舗情報】
住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1178 軽井沢・プリンスショッピングプラザ ニューウエスト
アクセス:軽井沢駅から徒歩約3分
営業時間:11:00〜(季節により変動あり)
定休日:ほぼ無休
電話:0267-41-3131
信州そばは駅そばだって侮れない|イイダヤ軒
そして長野で食べる蕎麦は、本格的な蕎麦店だけではありません。
旅の朝にふらっと立ち寄ったイイダヤ軒。昔ながらの雰囲気が残る、気取らないお店です。

いただいたのは、温かいお蕎麦。
大きなかき揚げに卵、ねぎ。
おしゃれさとは無縁です。

でも……
こういう一杯が旅先では妙においしい。
出汁の香りが立つ熱々のおつゆに蕎麦。
そこへかき揚げを少しずつ浸していくと、衣がおつゆを吸ってしんなり。
途中で卵を崩せば、つゆが少しまろやかになります。
本格的なざる蕎麦をゆっくり味わうのも信州そば。
旅の途中で温かい一杯をサッといただくのも信州そば。
どちらにも、それぞれの良さがあります。
イイダヤ軒 松本駅前店【店舗情報】
住所:長野県松本市中央1-2-3
アクセス:JR松本駅東口から徒歩約1分
営業時間:8:00〜14:00/16:30〜22:15
定休日:1月1日
電話:0263-32-2319
『Tシャツが乾くまで』を見ていたら、また長野へ行きたくなった
ドラマを見ていたはずなのに、気がつけば信州そばの話になってしまいました。
でも私にとって旅って、こういうものなのかもしれません。
テレビに映った街の名前。
ふと目に入った景色。
誰かが食べていたもの。
そんな小さなきっかけから、以前訪れた場所の空気や、そのとき食べたものの味まで蘇ってくることがあります。
『Tシャツが乾くまで』は、二組の夫婦の秘密が少しずつ明らかになっていく、先が読めない物語。
これから咲子たちが何を知ることになるのか。
そして「第3金曜日」に何があったのか。
まだまだ気になることだらけです。
ドラマの続きを楽しみにしながら——
私はすでに、
「また長野へお蕎麦を食べに行きたいな」
なんて考えています。
ドラマから始まった、信州そばの旅の記憶。
次に長野へ行くときは、また新しい一軒を探してみようと思います。











