マルス津貫蒸溜所|予約なし&無料で見学!鹿児島で楽しむ大人のウイスキー旅

鹿児島といえば焼酎。

そんなイメージが強い鹿児島ですが、南さつま市には本格的なジャパニーズウイスキーを造る蒸溜所があります。

それが、本坊酒造の「マルス津貫蒸溜所」

今回の鹿児島旅で、予約なしで訪れてみました。(2026年8月1日訪問)

見学は無料。

ウイスキーが造られる蒸溜棟から、ずらりと樽が並ぶ石蔵樽貯蔵庫まで自分のペースで見学できます。

そして最後は、歴史ある本坊家旧邸「寶常」でウイスキーを試飲。

そこで気に入ってしまった一本を、結局お土産に買って帰ることに。

ウイスキー好きにはたまらない、大人の鹿児島旅になりました。

目次

マルス津貫蒸溜所ってどんなところ?

マルス津貫蒸溜所があるのは、鹿児島県南さつま市加世田の「津貫」。

本坊酒造発祥の地で、周囲を山に囲まれた自然豊かな場所です。

鹿児島というと焼酎のイメージが強いですが、本坊酒造は長年培ってきた酒造りの技術を生かし、この津貫の地でウイスキー造りも行っています。

津貫は南薩摩にありながら盆地特有の寒暖差があり、冬は厳しく冷え込む土地。

良質な水とこの気候を生かして造られているのが、代表銘柄の**「シングルモルト津貫」**です。

蒸溜所では、実際に使われている製造設備だけでなく、ウイスキー原酒が眠る石蔵樽貯蔵庫も見学できます。

津貫蒸溜所は予約なしでも見学できました

今回、私は事前予約をせずに訪れました。

受付を済ませたら、自分のペースで見て回れる自由見学へ。

入館・見学は無料です。

公式サイトによると、10名以上の場合は予約が必要ですが、少人数なら予約なしでも来場可能。ただし混雑時には予約している方が優先されます。

「旅の途中で時間ができたから寄ってみよう」

という立ち寄り方ができるのは嬉しいところです。

自由見学の所要時間は約30分。

その後の試飲や買い物まで楽しむなら、少し余裕を持って予定を組んでおくのがおすすめです。

まずは旧蒸留塔へ

敷地内を歩いていて、最初に目を引いたのが大きな黒い建物。

「津貫蒸溜所」の白い文字と赤いアクセントが青空に映えて、かなり存在感があります。

入口には「旧蒸留塔」の文字。

中に入ると、本坊酒造の歩みや酒造りの歴史が紹介されています。

昔のボトルや道具なども展示されていて、現在のウイスキー造りだけを見るのではなく、本坊酒造がどのように酒造りを続けてきたのかを知ってから見学できるのが面白いところ。

鹿児島で長く焼酎を造ってきた酒造会社が、今ではジャパニーズウイスキーも手掛けている。

その歴史を知ると、この先の蒸溜設備を見るのがますます楽しみになってきます。

現役のウイスキー蒸溜棟へ

続いて向かったのが「ウイスキー蒸溜棟」。

ここでは実際にウイスキー造りに使われている設備を、見学通路から見ることができます。

中でもやっぱり目を奪われるのが、大きな銅製のポットスチル。

ピカピカの銅色の蒸留器や、周囲に張り巡らされた配管を目の前にすると、

「ここで本当にウイスキーが造られているんだ」

と実感します。

タイミングによっては実際の製造現場を見ることもできるそう。

ウイスキーに詳しくなくても、普段飲んでいる一杯がどんな設備から生まれるのかを見るだけでも十分楽しめる場所でした。

一番印象に残った「石蔵樽貯蔵庫」

そして私が特に楽しみにしていたのが、石蔵樽貯蔵庫。

重厚な扉の向こうには、ウイスキーの樽がずらり。

左右に何列も並ぶ樽と、年月を重ねた木造の建物。

中に入った瞬間、蒸溜棟とはまったく違う空気に変わります。

ここでは一年を通して温度差の少ない石蔵の中で、ウイスキー原酒が静かに熟成されています。

樽の中で何年もの時間を過ごしながら、少しずつ香りや味わいを変えていくウイスキー。

実際にその樽が並んでいる光景を見ると、一本のウイスキーが出来上がるまでに必要な「時間」まで感じられるようでした。

蒸溜所見学に来たからこそ見られる、津貫で特に印象に残った場所です。

本坊家旧邸「寶常」でひと休み

蒸溜所見学を終えたら、最後に立ち寄りたいのが本坊家旧邸「寶常(ほうじょう)」。

本坊酒造の二代目社長・本坊常吉氏が暮らした邸宅をリノベーションした建物で、現在はCafe Bar&Shopとして利用されています。1933年に建てられた和風平屋建ての邸宅で、蒸溜所とはまた違った落ち着いた雰囲気です。

外観は純和風なのに、中へ入ると立派なバーカウンターが。

木の温もりを感じるクラシックな空間にウイスキーのボトルがずらりと並び、ウイスキー好きならここだけでもテンションが上がります。

そして、窓の向こうには手入れされた日本庭園。

蒸溜所を歩いたあと、庭を眺めながらゆっくりウイスキーを味わえるなんて贅沢な時間です。

見学の締めくくりは有料試飲

蒸溜所の見学自体は無料ですが、寶常での試飲は有料です。

せっかく津貫まで来たのだから、これは飲んで帰りたい。

実際にウイスキーが造られている場所を見て、樽が並ぶ貯蔵庫を歩いて、そのあとに飲む一杯。

いつものBARで飲むウイスキーとは、ちょっと違って感じます。

しかも寶常は、日本庭園を眺めながらゆっくり試飲できるのがいい。

蒸溜所見学というより、最後まで含めてひとつの“大人の旅”として楽しめる場所でした。

試飲して気に入り、そのまま買った一本

そして今回、試飲したあとに購入したのが、

「シングルモルト津貫 Minami-satsuma Art Collection #04」

です。

ショップで12,100円。

なかなかのお値段ですが(笑)、飲んで気に入ったうえにマルス津貫蒸溜所限定となれば、やっぱり欲しくなります。

しかもこのウイスキー、WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)2026で「ベスト・ジャパニーズ スモールバッチ シングルモルト」を受賞した一本。部門最高賞と金賞も受賞しています。

私が訪れた時にショップで撮った写真にも、受賞を紹介するパネルが飾られていました。

旅先で飲んで「美味しい」と思ったものを一本連れて帰る。

家でまたグラスに注いだ時に、津貫蒸溜所の景色まで思い出せるのが、蒸溜所でウイスキーを買う楽しさなのかもしれません。

ショップはウイスキー以外のお土産も

ショップで見つけたTシャツもお気に入り

寶常のショップにはウイスキーだけでなく、オリジナルグッズも並んでいます。

そこで見つけたのが、MARS TSUNUKI DISTILLERYのTシャツ

蒸溜所のお土産にTシャツ?と思いながら買ったのですが、これが想像以上にお気に入り。

シンプルなデザインなので普段にも着やすくて、実はかなり愛用しています。

つい昨日も着ていました(笑)

ウイスキーは飲めばなくなってしまうけれど、こういう旅先で買ったものが日常に残るのもいいですね。

Tシャツを着るたびに、津貫の蒸溜所やあの石蔵の風景を思い出します。

ちなみに蒸溜所を見学せず、寶常で買い物や試飲だけを利用することも可能です。

マルス津貫蒸溜所へのアクセス

マルス津貫蒸溜所は、鹿児島県南さつま市加世田津貫にあります。

私は今回、友人の運転する車で訪れました。

鹿児島市内・JR鹿児島中央駅からは車で約70分、JR枕崎駅からなら約20分。

無料駐車場もあり、普通車22台・バス2台が駐車できます。

但し、ここで注意したいのが試飲をする場合

もちろん車を運転する人は試飲できません。

私は友人が運転してくれたので、ウイスキーの試飲を楽しむことができましたが、実際に行ってみると「試飲したい人はどうやって来るんだろう?」と思うくらい、公共交通では少し不便な場所でした。

公共交通機関を利用する場合は、鹿児島交通のバスで「津貫」下車、または「加世田バスターミナル」からタクシーを利用する方法がありますがバスの本数は多くありません。特に土日祝は時間帯によって便がかなり限られるため、往復の時刻を事前に確認してから訪れるのがおすすめです。

マルス津貫蒸溜所|基本情報

マルス津貫蒸溜所

住所:鹿児島県南さつま市加世田津貫6594

営業時間:9:00〜16:00

休館日:12月30日〜1月3日
※臨時休業の場合あり

入館料:無料
※試飲はすべて有料

自由見学:約30分

寶常(有料試飲・売店):約15分

駐車場:無料(普通車22台・バス2台)

予約:10名以上は5日前までに要予約。少人数なら予約なしでも来場できますが、混雑時は予約客が優先されます。

※営業時間・休館日・見学方法などは変更される場合があります。訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

まとめ|鹿児島で見つけた、大人の蒸溜所旅

鹿児島といえば焼酎。

でも、鹿児島には私の好きなウイスキー蒸留所が数カ所あります。

その中でもこの津貫蒸留所は、予約なし、無料で見学できるのに、実際のウイスキー製造設備から石蔵樽貯蔵庫まで見ることができる。

そして最後は、歴史ある本坊家旧邸「寶常」で庭園を眺めながらウイスキーを試飲。

気に入った「シングルモルト津貫 Minami-satsuma Art Collection #04」を一本、さらにお気に入りになったTシャツまで買って帰りました。

見るだけで終わらず、飲んで、選んで、旅の思い出を持ち帰れる。

ウイスキー好きにはもちろん、鹿児島で少し大人っぽい観光スポットを探している人にもおすすめしたい場所です。

鹿児島を旅するなら、焼酎だけじゃない。

南さつまの山あいで造られるジャパニーズウイスキーに出会う旅も、なかなかいいものです。

◉あわせて読みたい|大人の蒸留所めぐり

ウイスキーが好きで、旅先では蒸留所を訪れるのも楽しみのひとつ。

実際に訪れた蒸留所を、見学の様子や試飲、アクセスなどとともに少しずつ紹介しています。

▶︎白州蒸溜所見学記事はこちら

▶︎宮城峡蒸溜所見学記事はこちら

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