富山県砺波市にある「三郎丸蒸留所」。
ウイスキーが好きで、これまでいくつかの蒸留所を訪れてきましたが、三郎丸蒸留所は今振り返るとちょっと貴重なタイミングで訪れていました。
というのも、私が訪れた当時はガイドさんについて回るツアーではなく、自分のペースで蒸留所内を見学できたんです。
「ここまで自分で見て回れるんだ」と思いながら、製造工程の展示を見たり、蒸留設備を覗き込んだり、樽が並ぶ貯蔵庫を歩いたり。
ところが今回、この記事を書くために現在の見学方法を調べてみたら……
見学方法が大きく変わっていました。
これから三郎丸蒸留所へ行こうと思っている方は、私が訪れた頃と同じ感覚で向かわないよう、ぜひ最新情報もチェックしてみてください。
富山・砺波にある三郎丸蒸留所
三郎丸蒸留所の母体は、1862年創業の若鶴酒造。
ウイスキーの製造を始めたのは1952年で、2017年に「三郎丸蒸留所」として生まれ変わりました。
昔から富山で親しまれてきた「サンシャインウイスキー」を造ってきた蒸留所でもあります。
実際に訪れてみると、巨大な観光施設という感じではありません。
「SABUROMARU」と大きく書かれた建物もどこか素朴。

でも中へ入ると、古い木造の建物と新しい設備が一緒になっていて、この雰囲気がとても印象に残っています。
私が訪れた当時は、自分のペースで自由見学
私が行ったときは、ガイドさんの説明を聞きながら全員で移動する見学ではありませんでした。
館内にはウイスキー造りについての展示があり、麦芽から糖化・発酵、蒸留、熟成、ブレンドまで、実際の設備を見ながら自分のペースで進んでいきます。

急かされることもないので、気になるところでは立ち止まってじっくり。

ウイスキー好きとしては、この自由さが結構楽しかったんですよね。
古い酒蔵の中にあるウイスキー造りの設備
特に印象に残っているのが、昔ながらの木造建築の中にウイスキー造りの設備があること。

年季の入った床や柱の中に大きな設備が置かれていて、ピカピカの新しい蒸留所とはまた違った格好よさがあります。
三郎丸蒸留所といえば、世界初の鋳物製蒸留機「ZEMON」でも知られています。

実際に蒸留所を歩いていると、ただウイスキーを飲むだけでは分からない「どうやってこの一杯ができるのか」が少し身近に感じられました。
樽が並ぶ貯蔵庫はやっぱりワクワクする
そして蒸留所見学で私が好きなのが、樽のある風景。
ずらっと並ぶ樽を見ると、それだけでテンションが上がります。

この中で何年も時間をかけてウイスキーが熟成していると思うと不思議。
蒸留所によって設備も建物も樽の置かれ方も違うので、いくつか巡るようになると、そんな違いを見るのも楽しみのひとつになりました。
ショップでは十年明とミニボトルを購入
見学のあとはショップへ。

このとき私が買って帰ったのが「十年明(じゅうねんみょう)」とウイスキーのミニボトル2本でした。

蒸留所へ行くと、ついつい何か連れて帰りたくなるんですよね(笑)。
実際に造られている場所を見たあとに選ぶ一本は、普通にお店で買うのとは少し違います。
家に帰ってからボトルを見るだけでも、その日の蒸留所の景色を思い出せるのも旅のお土産のいいところ。
その夜、富山のBARでも十年明を
そして、この日の思い出は蒸留所だけでは終わりませんでした。
夜、富山のBARへ。
そこでまた「十年明」を飲みました。

昼間に三郎丸蒸留所を歩いて、造られている場所を実際に見て、その日の夜に富山のBARで飲む。
こういう一杯って、家で何気なく飲むウイスキーとはまた違うんですよね。
「今日ここを見てきたんだよなぁ」と思いながらグラスを傾ける時間も含めて、私にとっては三郎丸蒸留所の思い出です。
【2026年最新情報】現在は自由見学できません
ここは、これから行く方に一番お伝えしておきたいところです。
私が訪れた当時と、現在では見学方法が大きく変わっています。
三郎丸蒸留所では、2025年3月17日から蒸留所改修工事に伴い、「ガイドなし自由見学」を無期限で休止しています。
現在、個人で蒸留所を見学する場合は、基本的に事前予約の「ガイド付き見学」となっています。
現在の蒸留所見学ツアー
- 所要時間:約1時間
- 参加費:5,000円(税込)/1人
- 対象:20歳以上
- ガイド付きで蒸留所内を見学
- 「ZEMON」をはじめ、樽貯蔵庫や樽工房などを見学
- 樽出しウイスキー2種とシングルモルトの試飲
- オリジナルグラス、ウイスキー20ml、ニューポット20mlのお土産付き
開催時間は日によって異なるため、公式サイトの予約カレンダーで確認してください。
※2026年8月時点の公式情報をもとにしています。料金や内容は変更になる場合がありますので、訪問前には必ず最新情報をご確認ください。
3万円の「ハンドフィルツアー」も登場
さらに現在は、ウイスキー好きなら気になる体験も始まっています。
それが「蒸留所見学+ハンドフィルツアー」。
通常の蒸留所見学に加えて、樽から自分でウイスキーを汲み出し、700mlのボトルに詰めて持ち帰ることができます。
参加費は30,000円(税込)。
なかなかのお値段ですが、自分で樽から汲んだウイスキーを一本持ち帰れるとなると、これはちょっと気になります。
私が訪れた頃にはなかった体験なので、三郎丸蒸留所もずいぶん変わったんだなぁと驚きました。
電車なら油田駅から徒歩約1分
三郎丸蒸留所は、実は公共交通機関でもかなり行きやすい蒸留所です。
住所:富山県砺波市三郎丸208
北陸新幹線の新高岡駅からJR城端線に乗り、油田(あぶらでん)駅下車、徒歩約1分。
現在の見学ツアーには試飲が含まれるため、ウイスキーを楽しみたいなら電車で行くのがおすすめです。
車の場合は普通車15台分の駐車場がありますが、運転する方はテイスティングできません。
三郎丸蒸留所|行く前に最新情報を確認して
久しぶりに写真を見返しながらこの記事を書いて、当時は自由に見て回れたことが、今となっては貴重な体験だったんだなと思いました。
自分のペースで古い酒蔵の中を歩き、ウイスキーが造られる工程を見て、樽を眺めて。
ショップでは十年明とミニボトルを買い、夜は富山のBARでまた十年明を飲む。
ウイスキー好きの私にとって、蒸留所だけで終わらず「富山でウイスキーを楽しんだ一日」そのものが旅の思い出になっています。
今は見学スタイルが変わりましたが、ガイド付きだからこそ以前より詳しく知ることができる部分もありそう。
そして、ハンドフィルという新しい楽しみ方まで登場しています。今、めちゃくちゃ行きたいです!
これから三郎丸蒸留所へ行く方は、昔の旅行記などに書かれている「自由見学」の情報にはご注意を。
現在は事前に公式サイトで最新の見学情報と予約状況を確認してから訪れてくださいね。
2026年8月現在の基本情報
三郎丸蒸留所
所在地:富山県砺波市三郎丸208
アクセス:JR城端線「油田駅」から徒歩約1分
駐車場:普通車15台
通常見学:ガイド付き・約1時間・5,000円(税込)
ハンドフィルツアー:30,000円(税込)
※見学スケジュール・休業日等は公式サイトで最新情報をご確認ください。
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